2009年4月25日土曜日

CSSのメリットとデメリット 

CSSを使う利点には次のようなものがあります。

  • すべてのページデザインを一挙に変更でき、メンテナンス作業が激減する。(筆者桑原は数百ページの背景色を定期的に一括変更するのに活用している。)
  • ウェブアクセシビリティが高くなる。
  • SEO効果があがる。
  • 画像の座標指定、行間、字間の調節などデザイン自由度が高い。(「CSS Zen Garden」で具体例が発表されている。
  • 携帯電話や印刷用に字体、サイズを変えるなどさまざまなメディアタイプに対して、XHTMLファイルが1つで済み、一元対応ができる。

利点ずくしのCSSであるが、現時点では次のような問題点があり、慣れるまでは努力と時間が必要です。

  • XHTMLとCSSの2元管理が必要となる。
  • HTMLをウェブ標準(XHTMLとCSS)に全面移行するには、時間がかかる。
  • 古いブラウザへのバグ対策が必要である。
  • ブラウザごとに発生する問題があり、対策が必要である。
  • 特殊な裏技を使う必要がある。

特 にHTMLをウェブ標準(XHTMLとCSS)に全面移行するには、時間がかかります。
筆者の「桑原政則オンライン」でも数百タイトルのページを、フォン ト要素、色要素をCSSに移行したりするなどの1ページずつの作業があるので、全面改定までは2,3年は要することになります。
ただ一度対策を講じると 問題が発生しにくいコードを書くようになるので、問題が発生してもすぐ対処できるようになります。

また数百頁の背景などを一挙に変更できるのは大きな魅力 です。
将来的にCSSはスタンダードになるので、移行の準備は早いほどよろしいようです。
無料のCSS作成ツールは Vectorなどで紹介されていま す。